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読書日記

裁判の秘密  山口宏 副島隆彦    宝島文庫

最近、仕事で頭に来ることがあり「裁判に持ち込もうかな」と思った時がある。読書会の課題本がこれでタイムリーだった。結論として裁判は決して民事の争い事の解決方法にはならないと言うことである。
裁判には時間がかかる。強制執行の実用性がない。などかなりの抜け穴だらけの制度である。裁判所は権力機関であるというが、行政権力のように警察官を使って実力行使すなどということは出来ない。裁判所を三権の一翼たらしめているのは一つのイメージである。物理的な力ではなく、「権威」であるという言葉が裁判制度の本質をついていると思う。
作者がつねづね思っているという「5パーセント・ルール」には私自身も同じ事を常々考えていた。すなわち世の中に立派な人間は5パーセントしかいない。あとの90パーセントは一生、裁判とは無縁の人々である。そして、残りの5パーセントがだらしのない人々である。同感である。

「法律が分からないと裁判は闘えないだろう」と思うのは間違い。裁判官が法律を知っているのだから、こちらが知らなくてもいいのである。更にいえば、法律というのは、あとからくっつける理屈にすぎない。要は世間の常識の範囲であるかどうかが問題なのであろう。

最後に勉強になった言葉を
「近代国家において、国家がどうしてもやるべき事は、三つしかないといわれている。それは外交と国防とそれから、法の執行である」

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